2008年2月の記事一覧

書く人

実行委員の金綱です。大学生の皆様はどのような春休みをおくっているでしょうか?
僕は2007年本屋大賞で一位になった

『一瞬の風になれ』のドラマをボケェっと見たりしてます。
知人がエキストラ出演してるというので見てみたのですが、

いかんせんどこにいるのか......
なんか見てると小説のほうも読みたくなりますね......あれ、何故か手元にある......ぞ?
そして書籍代に圧迫されて、だんだん食費が削られていく、と。
独り暮らしの文芸部員の悲しい性でしょうかね(´ω`;)


閑話休題。


さて、文芸部員は大きくわけて「書く人」と「読む人」にわけられると思います。
僕は前者にあたるわけですが、
この「書く人」というのはなんとも難儀な人種なんじゃないかなーと、個人的には。
小説を読む時に単に作品の内容を楽しむのではなく、

その構成がどうなっているか考えたり。
自分だったらこう書く、こう書いたほうが面白いのに......

と、純粋に内容を楽しめなくなってきます。
だんだん「良い小説」の判断基準が小説自体の面白さだけでなく、
「どれだけ自分にインスピレーションを与えてくれるか」に変わってきたりと、
だんだん普通の人とは面白く感じる小説が違ってきたりと。
(もちろん万人ウケする小説も、面白いと思うこともありますが)
たぶんそんな人間が集まっているから、
文芸部が百鬼夜行的な雰囲気になるんじゃないか、と個人的には考えるわけです。


文芸部以外の人にとっての文芸部員のイメージは、
「おとなしい人」とかそんなところだと思いますが、でも実際は違います。
特に「書く人」に分類される、表現者という人種は。
自分の心象世界を文章に落とし込む......それを小説とするなら、
ある意味それは精神的な露出狂に他なりません。

 

「自分の考えた話を他人に読んで貰いたい」
「自分の考えを、小説を通して他者に知って貰いたい」
「小説を通して自己表現したい、できれば有名になりたい」

 

そんなことを考えながら、誰かに頼まれているわけでない、

自己満足の小説を書くわけです。
これは一種の病気です。

病気でなければ、原稿用紙数十枚・数百枚と自分から戦うはずがありません。
ならば、書き上げれば報われるか。
残念ながら、大学の文芸部員は原稿料や印税が入るなどといったことはありません。
結局は自己満足。自分よがりな、世間になんの影響も与えない駄文。
部員仲間が褒めてくれるかもしれませんが、

それだけでは満足できない人もたくさんいると思います。

 

 

 

さて、そんな身内だけの評価じゃ満足できない

 

自己顕示欲の豊かな全国の文芸部員の皆様。


朗報です。チャンスです。行幸です。
お知りの通り、大学読書人大賞では現在、候補作の推薦文を募集中です。
これを機会に、自分の考え・名前を全国に知らしめてみませんか?
代表に選ばれれば業界内では一躍有名人(?)です。
これの機会を逃す手はないのではないでしょうか?
締め切りも近いので、思い立ったらすぐに執筆を!
皆さんの入魂の推薦文を待っています!!

 

主観まみれの駄文、失礼しましたー。
(金綱秀明) 

 

電車内での読書のすすめ

こんにちは。委員の山村史織です。
実行委員のミーティングでは、マシンガンのようにあーでもないこーでもないとしゃべくっております。
他の委員の皆様に、この場を借りてお詫びいたします。
本当に申し訳ありません。

 

これをごらんの皆様は、電車通学の方、または電車通学を経験された方が多いかと思います。
かく言う私も、中学・高校・大学と、1時間以上かけて電車通学をしております。
多くの時間を電車の中で費やしている以上、そこで本を読まない理由があるでしょうか?

 

ごみごみした電車の中で、自分の世界を作り出し、本の世界に浸るために私がすること。
まず、イヤフォンを耳にセット、再生。
音楽は気分にあわせてあまり耳障りでないものを。
音量は周りの喧騒が気にならなくなる程度でよいのです。
次に、本を開いて、読んでいる途中に栞が落ちないように、本にしっかり挟むのです。
ですが、自分でどうにもならない問題がひとつ。
それは、電車の揺れなのです。

 

私が現在通学に使っている電車は、大変揺れがひどいんです。
朝は人がたくさん乗っているせいかまだ我慢すれば本が読める程度にはましなのですが・・・
問題は乗車人数が少ない昼間~夕方です。
あまりにも揺れがひどいので、本なんて読んでいられません。酔います。
そして、頭痛に悩まされます。
中学・高校(ちなみに中高一貫でした)の時に乗っていた電車は揺れが少なくて、走りが滑らかだったのに・・・
こんな時、三半規管がない(と奥さんに言われている)京極堂になれたらなぁと思います。

 

 

こんな感じで電車内での読書の欠点を挙げて、つらつらと語ってしまいましたが、通学時間を有効に利用するためには、読書をお勧めしますよ。
とはいえ、あんまりひどいようだったら即刻読書を中止なさったほうが良いと思います。
そうでないと、一日中頭痛に悩まされることになりますよ!!

 


最後に、最近読んだ本をご紹介しておきます。オススメです。


『レベッカ』(上)(下) デュ・モーリア(著)・新潮文庫
  ヒッチコック監督の映画化で、アカデミー賞作品賞を受賞したサスペンスです。
  主人公の名前が出てこないのです・・・!

 

『新アラビア夜話』 スティーヴンスン(著)・光文社古典新訳文庫
  『ジキル博士とハイド氏』と同じ著者の冒険物語です。

 

皆様にこれらを読んでいただきたいのは山々ですが、推薦文もお忘れなく!
推薦文からの参加もお待ちしております!!

では、失礼いたします。

(山村史織)

その小説がつまらないのは、だれのせいなのか?

 「大学読書人大賞」に興味を持ってくださった方、どうもありがとう。ところで、皆さんは、自分に自信を持っていますか?

 いま、目の前に4枚のカードが並んでいて、そのカードの見えている面には、それぞれ2、3、4、7、と書かれているとしよう。じつは、伏せてある面にも数字が書いてあることがわかっているのだけど、このとき、「3の倍数が書かれた面の裏面には、奇数が書かれている」という仮説を証明したいとする。最低何枚のカードをめくって伏せた面を確認したら、仮説を証明できるだろうか?
 
 有名な問題(の亜種)だから答えをすぐ書いてしまうと、2枚(3、7)ではなく3枚(2、3、4)である。たとえば2をめくってみて、もし6なんて書いてあったとしたら、3の倍数(6)の裏側に偶数(2)があることになり、仮説は棄却される。だから2や4は確認しなくてはいけない。いっぽう、7をめくってみて2が書いてあったとしても、仮説には別に抵触しない。

 これに正答したかどうかは重要ではない。私たちが直観で出す答え(奇数という言葉につられて7を選ぶとか)というのは、往々にして間違っていることが多い、という、ごく当たり前のことが、ここでは言いたかった。あまり直観に自信を持たないほうがいいのだ。

推薦文〆切まであと3日!!

お久しぶりです。委員長のスズモトです。

 

推薦文〆切まであと3日です。

 

すでにいくつかのサークルから推薦文が届いております。

 

皆さん力作揃いで委員一同感激しております、と人事担当者の様なことを言いたいところですが、個人情報の関係などで私達委員もまだ推薦文は読めません。

推薦文の応募があったよ、と知らされるのみです。

私達も推薦文が読める様になるのは、皆さんと同じくこのHPにアップされたときです。

早く読みたいなあ。楽しみ。

 

推薦文からの応募も受け付けています。

 

こちらの応募フォームからの投稿をお願いいたしております。

上記フォームから投稿できない方は、こちらのメールアドレスにテキストファイルを添付してご応募下さい。

また、今回の推薦文から応募される方は、こちらから参加登録をして頂けます様、お願い致します。

 

では、皆さんからのご応募、お待ち致しております。

(スズモト)

面白さをつたえること

 皆さんこんにちは。実行委員の佐藤剛士です。去る2月15日に実行委員内で模擬討論会をしました。5月に行われる公開討論会ですが、なにぶんこの企画、初めての試みですのでどのように進行すればいいのか、とんとわからないという状態。じゃあ、一度やってみようということでやってみたのです。

 おかげで改善点もたくさん見つかり、観客を沸かす段取り、演出考えました。実行委員一同本番の討論会を盛大に盛り上げるつもりです。お楽しみあれ。

 私は討論する側として参加しました。皆さん私の思いもよらない解釈をしてその本の魅力を引き出していてすごく面白いと思いました。

 

 さて、私自分の討論をするにあたってとても悩みました。討論、つまりその本がいかに薦めるに値するのかを主張する場をいただいたということです。自分が担当になった本、自分でも楽しいと思ったのです。楽しいと思ったのでサークル内の先輩に同意を求めてみました。

 

「これ、おもしろいですよね。」

「......いや~全然だめだね。つまらない。」

 

......そ、そうですか、そうなんですか、嫌いですか。い、いや、諦めてはいけません。討論だって、推薦文だって、そこから始まるものだと思います。私は言葉を尽くしてその本の面白さを説明しました。でも、説明すればするほど空回っていくのを感じたのです。

 

或読書人の一日

初めまして。委員の矢作悠太と申します。
今日は冴えない読書人の一日を、日記ふうに書いてみようと思います。
ではどうぞ。



目覚めると時計の針が午後三時を指していた。
きっと夜中まで「聖少女」を読んでいたせいだろう。
そう自分を納得させ、自堕落な生活から目を背ける。

今日はサークルに用事がある。
貸す本と借りていた本を共有ロッカーに入れなくてはならないのだ。
鞄に「青年のための読書クラブ」「麻雀放浪記(一)~(四)」「巷説百物語」「ルー=ガルー」を詰める。
電車で読む本も欲しいので「家出のすすめ」「放送禁止歌」もついでに放り込み、家を出た。

自転車を駅前の書店に停め「フルメタル・パニック!」の新刊を買う。
続き物というのは厄介で、読んでいる本を中断してまで読みたくなる魔力がある。
僕はその力に抗いきれなかった。南北線の車内で、時を忘れ活字を追う。

共有ロッカーに本を入れる作業はたった三分で終わった。
しかし大学までは行き帰りあわせて三時間かかる。
軽く疲れを感じたので、さっさと帰る事にする。

地元駅の改札を出た瞬間、貸していた「赤朽葉家の伝説」等をロッカーから回収し忘れた事に気付いた。
また取りにいくのは馬鹿らしいので、悔しさを発散するため古本屋に向かう。

百五円コーナーで何か一冊だけ買おう。
そう思っていたのだが、手に取った一冊が二冊になり、いつのまにか十四冊になっていた。
会計を済ますとお釣りが百五円だけ返ってくる。自分の意志の弱さが恨めしい。

推薦文〆切まで2週間!

委員長のスズモトです。

 

 

推薦文〆切が2週間後に迫っています。

 

 

サークルとして、本好きとして、大学生として、応援したい本は決まりましたか?

自分達と同じ、大学生に読んで欲しい、と思える本はありましたか?

「今の大学生は本読まない」って言う大人に「こんなおもしろい本読んでるんだよ」って言える本は見つかりましたか?

 

 

推薦文からの応募も受け付けています

 

基本的には応募フォームからのご応募をお願いいたしておりますが、メールアドレスからの応募も受け付けております。

その場合はテキストファイルにてご応募下さい。

 

 

ま、あまり考え過ぎずに「これはおもしろいと思うんだ!!」ということを書いてくださると嬉しいです。

 

 

ではでは。

(スズモト)

作品について語るということ

私の思いこみかも知れませんが、文芸系サークルに所属している方々は、主に作品を書いていらっしゃるのではないでしょうか。
私はその大勢からは外れまして、専ら本を読んで感想を語ることに尽くしている、いわば「異端」なわけですが、その「異端者」の目から見た大学読書人大賞についてでも語りたいと存じます。文章を書き慣れていないが故の乱筆をお許しください。

 

皆様は、モーツァルトの歌劇『魔笛』をご存じでしょうか。あらすじを説明しますと、
「新興宗教の教祖に囚われていた王女を助けに行った王子が、結局入信して女王を地獄に落とす」
という凄まじい劇です。ミイラ取りがミイラになる話ですね。私なんか、「脚本家出てこい!」って叫びたいぐらいです。

ここまで破天荒な話ですが、大昔からまじめに議論されていまして、曰く「この新興宗教は、フリーメイソンを暗示していて、その先進性を賞賛しているのだ」。曰く、「この新興宗教は、近代合理主義を暗示していて、暗にそれを批判しているのだ」。曰く、「脚本家は、純粋にその場面場面でのエンターテインメント性を重視しているのであって、新興宗教には何の社会的意味も持たない」

 

私にはどれが正しいのかはわかりません。しかしながらこの作品を通して、世の中には多くの考えを持っている方がいて、そういう方と相互理解を深めるには、議論というのもひとつの手ではないかと思ったのです。
このような、議論を私は多くの人とやってみたいと思い、実行委員になりました。悪文失礼いたしました。

 

(藤枝淳一)

趣味は読書?

初めまして。委員長の鈴本万有理と申します。

名前の読み方は某死神バトル漫画のマッド(?)サイエンティスト、もしくは女性ホラー漫画家と一緒です。

 

 

「げんしけん」(木尾士目/講談社)という漫画に「履歴書の趣味の欄って読書といいつつマンガだったりするよな」というセリフがあります。

これを読んだ時は「おお、そうか!」とエライ納得したものですが、今考えると色々あるよな、と思いました。

 

趣味は読書(純文学)

趣味は読書(ミステリ)

趣味は読書(SF)

趣味は読書(ホラー)

趣味は読書(ファンタジー)

趣味は読書(とりあえあずベストセラー)

趣味は読書(新書)

趣味は読書(スピリチュアル本)

趣味は読書(ラノベ)

趣味は読書(マンガ)

趣味は読書(ケータイ小説)

趣味は読書(積読)

etc...

 

今、伸びているのは「趣味は読書(ケータイ小説)」でしょうね。

ちなみに私は「趣味は読書(積読)」です。ちょっと数えるのがめんどくさいなぁ、という程度には積んであります。やれやれ。

 

ところで、現在では娯楽が多様化しているために少しでも読んでいれば「趣味は読書」と言う傾向があるらしいです。

まさしく私のことなので胸がずっきんずっきん痛いです。

なんせ、実行委員会の中で一番読んでない自信がありますからね。

 

 

と、「げんしけん」でここまで話題が広がりました。もういっちょ。

コミックス6巻の帯に「講談社漫画賞落選!!!!」という帯があって、ひとしきり笑った後に「いやあ、素晴しいセンスだ!!!!」と思ったことがあります。

帯って重要ですよね。最近出た本の中ではこれが素敵だと思います。

なんてばかばかしさ溢れる愛のコメント。素敵。

もっとも、冒頭から壊れた死体の描写が続いたりするので、万人には薦めません。

 

ではでは。 

(スズモト)

昔の話ですが

大学の文芸部の方ってやっぱり高校でも文芸部だった人が多いんでしょうか。

 

僕は他の部活と掛け持ちでしたが文芸部に入っていました。ちょっとそのときの思い出話でもさせてください。

 

僕が高校1年の冬、都内の文芸部の交流会をやろう、という企画がありまして、そのとき僕のいた学校もそれに参加させていただきました。
最初は僕たちを入れて6校しかいなかったのですが、回数を重ねるうちにだんだん数が増えていきまして、卒業する前に最後に行ったときは確か50校くらいが参加していたと思います。
最初に集まった人たちとは今でも仲良しでたまに遊びに行ったりする仲です。

 

で、何が言いたいかといいますと、文芸部で交流会やると想像してる以上に面白いよ、ということです。もともと文芸部って個性的な人が多いのでそれが集まるとすごく話題が盛り上がる。それに第一みんないろんな本を読んでるから知らない人同士でもすぐ本の話題で打ち解けられるんです。

 

この賞も全国の大学の文芸サークル生が、その本を選ぶ過程で、色々な本の話題をしながらああでもない、こうでもないといいながら交流を深めて、面白い本や、気の合う人との出会いの場になればいいな、と思いながら我々は運営の仕事を行っています。

 

ということで大学文芸サークルの皆さん、ぜひ参加をよろしくお願いいたします。

 

(河野冬樹)

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