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或読書人の一日

初めまして。委員の矢作悠太と申します。
今日は冴えない読書人の一日を、日記ふうに書いてみようと思います。
ではどうぞ。



目覚めると時計の針が午後三時を指していた。
きっと夜中まで「聖少女」を読んでいたせいだろう。
そう自分を納得させ、自堕落な生活から目を背ける。

今日はサークルに用事がある。
貸す本と借りていた本を共有ロッカーに入れなくてはならないのだ。
鞄に「青年のための読書クラブ」「麻雀放浪記(一)~(四)」「巷説百物語」「ルー=ガルー」を詰める。
電車で読む本も欲しいので「家出のすすめ」「放送禁止歌」もついでに放り込み、家を出た。

自転車を駅前の書店に停め「フルメタル・パニック!」の新刊を買う。
続き物というのは厄介で、読んでいる本を中断してまで読みたくなる魔力がある。
僕はその力に抗いきれなかった。南北線の車内で、時を忘れ活字を追う。

共有ロッカーに本を入れる作業はたった三分で終わった。
しかし大学までは行き帰りあわせて三時間かかる。
軽く疲れを感じたので、さっさと帰る事にする。

地元駅の改札を出た瞬間、貸していた「赤朽葉家の伝説」等をロッカーから回収し忘れた事に気付いた。
また取りにいくのは馬鹿らしいので、悔しさを発散するため古本屋に向かう。

百五円コーナーで何か一冊だけ買おう。
そう思っていたのだが、手に取った一冊が二冊になり、いつのまにか十四冊になっていた。
会計を済ますとお釣りが百五円だけ返ってくる。自分の意志の弱さが恨めしい。

そして夕飯を終えた僕は、次に読む本をどれにしようか迷っている。
「神菜、頭をよくしてあげよう」「生協の白石さん」「ソクラテスの弁明」「夢で会いましょう」「グリーングリーン」・・・
読む本はいくらでもある。時間もある。
きっと僕は、今日もまた夜を徹して本を読んでしまうに違いない。



終わりです。私はだいたいこんな日々を送っています。
どうでしょうか。共感できる場面、知っている書名はありましたか。

「ある」と答えたそこの貴方。もといサークルさん。
推薦文からの応募も受け付けているので、参加してみてはどうでしょうか。
読書人の輪を広げてみませんか。
(矢作悠太)