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大森望さん講演会レポッ!

みなさま、クリスマスをいかがお過ごしでしょうか。
去る先日12月23日、大森望さんを講師に迎えた講演会が開かれました!
クリスマスイブを含めた3連休の真っ只中という日取りではありましたが、多くの方のご参加がありました。嬉しい限りでございます。

さて、そんな貴重なイベントのレポという大事な仕事を拝命したわけですが、実況的に内容の方はTwitterでつぶやかせていただきましたので、ここでは大森さんのお話から個人的にまとめた「書評・推薦文で大事なこと」を書かせていただこうと思います。

講演の方では歴代の最優秀推薦文を例に引いてお話が進みましたが、その中で特に印象が強かったのが、「読んだことのない人への考慮が足りない」ということでした。
一見してどういう話なのかがわかりにくい、制限は1600字までなのだからもう少しあらすじに割いてもよい、と。
ここまで続いてきた大学読書人大賞ですが、昨年度から1次選考でのノミネート作品はかなり増えています。昨年は18作、今年は24作です。
もちろん、それら俎上に上がった作品全てを読んでいるという剛の者と言いますか、大変な読書家の方もいるとは思うのですが、「古本ばっか読んでるよ」とか「月に1冊2冊しか読む暇がない」という人ももちろんいるわけです。特に今年は昨年より候補作が増えているので、全部読んだという人はなかなかいないのではないでしょうか?
そういう方々にも向けてこの賞は開かれているので、そこで、あらすじなんて要らねぇ!溢れる衝動をぶつけてやるぜヒャッハー!とばかりに推薦文を書いてしまうと、「結局これはどういう話なんだ...?ワケワカラン」なんて、そっぽを向かれてしまう危険があるかもしれません。
特に今回はまた投票方法が変わって、各々の推薦文をきちんと読んでもらい、推薦文自体に投票してもらう形式なので、読んだことのない層を取り込むことも重要だと思います。
テーマを抽出して話の俎上に上げることも大事だと思いますが、そればかりに偏ってしまうのはストップ!ということですね。
そこで思い出してほしいのは、この賞は個人参加ではなく、サークル単位での参加だということです。
まわりのサークル員の彼・彼女に、「これでどうだろう?」と、一言尋ねてみるだけでよいのです。
読んだことのない人、読んだことのある人、双方に訊いてみるのもよいかもしれません。自分だけでは得られない視点が得られることは、とても有意義だと思います。

他にも講演では、「引用の仕方がマズい」「説明の細部に気を使ってほしい」などなど、耳が痛いお言葉が数々飛び出しました。
「文体」を推すなら引用はぜひ欲しい。気に入ったフレーズを紹介するには文脈ごとまるっと引用した方がよい。この説明の仕方だと読んだことがない人は勘違いしてしまう。などなど...。

それらも、やはり、周囲の人に頼ってみることが大事だと思います。
自分の中にある情熱を推薦文という形に成したあとは、冷静な目と耳でもって、推薦文を分析してブラッシュアップする、その過程が思った以上に効力を発揮するのだと思います。宝石は磨かなければ光らないのです。

さて、長々と書いてしまいましたが、もう2次選考ははじまっています!もういくつか推薦文の応募もありました。早い!
推薦文は800~1600字、各サークル5作品までに応募することができます。
締め切りは2013年2月1日!

ピカピカの推薦文、お待ちしております!

(宝泉)