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人類は衰退して、地球は妖精さんのものとなりました。身長10センチで3頭身、お菓子が大好きな妖精さん。主人公はその妖精さんと人との間を取り持つ調停官になり、小さくて愛くるしい彼らと接触を試みます。
ライトノベルという小説のジャンルがあります。表紙や挿絵がアニメのようなイラストの若者向けの小説です。『小説のジャンクフード』と称されていたのを何かで聞いたことがありますが、読みやすい文体に、とっつきやすいイラストの表紙のこのジャンルの小説を称すのに、的を射た言葉なのではないでしょうか。
この作品は、そのようなライトノベルの形態だからこそ出来ることをやっている小説なのではないかと思います。独特の味のある軽妙な文体に、時々シュールな登場人物たちのギャグテイストなやり取り、そして予想外の方向に進んでいくストーリーの展開は読んでいて非常に心地がよいものでした。 始終まったり、のんびりと物語が進行していきますが、タイトルの通り、この作品の舞台である未来の地球は人類が衰退しています。悲観的、退廃的ではない、淡々とした人類の終末の様子はひどく現実的でした。旧文明や現在の人類の状況に対する登場人物たちの視点も同じくリアリティあふれるものでした。 非常に読みやすく、ただしそれだけでは終わらないこの作品は、普段あまり活字を読むことがない人はもとより、読書好き、ライトノベル好きの人まで幅広く楽しめるのではないかと思います。
『人類は衰退しました』の奨め
推薦文No.2-5広島修道大学文芸倶楽部
ライトノベルという小説のジャンルがあります。表紙や挿絵がアニメのようなイラストの若者向けの小説です。『小説のジャンクフード』と称されていたのを何かで聞いたことがありますが、読みやすい文体に、とっつきやすいイラストの表紙のこのジャンルの小説を称すのに、的を射た言葉なのではないでしょうか。
この作品は、そのようなライトノベルの形態だからこそ出来ることをやっている小説なのではないかと思います。独特の味のある軽妙な文体に、時々シュールな登場人物たちのギャグテイストなやり取り、そして予想外の方向に進んでいくストーリーの展開は読んでいて非常に心地がよいものでした。
始終まったり、のんびりと物語が進行していきますが、タイトルの通り、この作品の舞台である未来の地球は人類が衰退しています。悲観的、退廃的ではない、淡々とした人類の終末の様子はひどく現実的でした。旧文明や現在の人類の状況に対する登場人物たちの視点も同じくリアリティあふれるものでした。
非常に読みやすく、ただしそれだけでは終わらないこの作品は、普段あまり活字を読むことがない人はもとより、読書好き、ライトノベル好きの人まで幅広く楽しめるのではないかと思います。