贈賞式を開催!

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2010年6月3日(木) 19:00、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で「2010大学読書人大賞」の贈賞式を開催しました。
大賞作『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)の著者・森見登美彦先生をお招きした同式には、過去最多となる22大学の文芸サークルに所属する学生190名が参加し、文字通り大学生が森見先生を囲んでの賑やかな式となりました。

大学生を描き続けて

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『夜を短し歩けよ乙女』は、主人公の男子大学生がサークルの後輩「黒髪の乙女」に恋するお話です。そんな背景もあってか森見先生は受賞のスピーチで「大学読書人大賞では少し有利な内容かもしれない(笑)が、『太陽の塔』、『四畳半神話体系』、同作と大学生を主人公にして描き続けたのが報われた」とのコメント。同作のタイトルが刺しゅうされた角帽を被って(被らされて)のさわやかな笑顔が印象的でした。

本に恋した読書人

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『夜は短し歩けよ乙女』を推薦した慶應義塾大学三田文学塾生会・遠藤譲さんの、同作が乗り移ったかのような語り口は、贈賞式のスピーチでも健在。「森見先生の目の前で話をするのは気恥ずかしいですが」とやや謙虚に始まったものの、「実は装丁に描かれた”黒髪の乙女”の魅力に惹かれて本を手にとったのですが、読んでみると抱腹絶倒。たぶん僕はこの本に恋をしたのでしょう」と期待通りの語り口を見せてくれました。

シラフで愛を語るには

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討論会のゲストコメンテーターを務めていただいた永江朗さんからは「今回の討論会のテーマはずはり”愛”。いい齢をした大人がシラフで愛とは何かを論じあってしまう。本にはそういうチカラがある。そして大ベストセラーを公けに推薦するというのは若さなくしてはできないこと。これからも続けて欲しい」と本の魅力、そして大学読書人大賞の選考プロセスが持つ魅力について、コメントをいただいたのでした。

というわけで、大学読書人大賞はこらからも続いていきます。次回の選考対象作品は2009年11月1日から2010年10月31日までに日本国内で第一刷が発行されたすべての本になる予定です。つまり「2011大学読書人大賞」は既に始まっているのです! 全国の大学文芸サークルの皆さん、参加をお待ちしています。

お問い合わせは dokushojin@jpic.or.jp まで。

(写真=広田陽一郎)