候補作品決定!!

全国の文芸サークルから投票していただき、候補18作品(五十音順)が決定いたしました。この18作品の中から、「2012大学読書人大賞」最終候補作品が選ばれます! 最終候補作品は、大学文芸サークルの皆さんからの推薦文の数で決定されます。候補18作品をお読みいただき、その中で「大学生にぜひ読んでほしい」と思った作品を最大5作品までサークル単位で選んで推薦文を執筆してください。推薦文は、800~1,600字で書いていただき、応募フォームからお送りください。推薦文の締め切りは2月1日(水)です。
なお、昨年度の推薦文は下記のリンクから閲覧できますので是非参考にしてください。

>>2011年度の推薦文はこちらから

馬たちよ、それでも光は無垢で

  • 『馬たちよ、それでも光は無垢で』

  • 古川日出男
  • 新潮社
  • 1,260円(税込)
  • 2011年7月
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福島県の震災から1ヶ月後、作者は東北へと向かう。マスクの人々、見えない放射能、傷ついた馬たち。そして作者に、かつて執筆した『聖家族』の主人公がかく語る――。小説を書く人々すべてに読んで欲しい一冊です。

折れた竜骨

  • 『折れた竜骨』

  • 米澤穂信
  • 東京創元社
  • 1,890円(税込)
  • 2010年11月
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舞台は中世ヨーロッパを思わせる、人々が闇を、魔を、未知を恐れる暗黒の時代。そんな時代に主人公は一人、近代的な理性を武器にどこまで戦うことができるのか。「ダーシー卿」を想わせるファンタジーミステリの傑作。

神様のカルテ

  • 『神様のカルテ』

  • 夏川草介
  • 小学館文庫
  • 580円(税込)
  • 2011年6月
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栗原一止は、信州松本の地域医療を担う本庄病院に勤務する内科医である。この病院でどんな患者でも診てやりたいと考え、きりきり舞いで働く一止に、大学医局で最先端医療を学ばないかと声がかかる……。

県庁おもてなし課

  • 『県庁おもてなし課』

  • 有川浩
  • 角川書店
  • 1,680円(税込)
  • 2011年3月
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観光立県を目指しとある県庁で生まれた“おもてなし課”。若手職員の掛水史貴は地元出身の作家にアドバイスされ、伝説となっている地域振興プランへとたどり着く。お役所と民間の狭間で揺れる掛水がとった行動とは?

これはペンです

  • 『これはペンです』

  • 円城塔
  • 新潮社
  • 1,470円(税込)
  • 2011年9月
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文章の自動生成装置を発明した叔父とその姪。存在しない街を克明に幻視する父とその息子。「言葉」を手がかりに繋がろうとする家族を通して読むこと、書くことの根源を照らし出し、言葉と人々を包み込む2つの物語。

ジェノサイド

  • 『ジェノサイド』

  • 高野和明
  • 角川書店
  • 1,890円(税込)
  • 2011年3月
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人類が絶滅する可能性について書かれたハイズマン・レポート。父を失った大学院生と息子を失わないために戦う傭兵の運命が、レポートによって交錯する。その中で二人は人類の新たな可能性を見る。

下町ロケット

  • 『下町ロケット』

  • 池井戸潤
  • 小学館
  • 1,785円(税込)
  • 2010年11月
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その特許がなければロケットは飛ばない――。最先端特許を取得した町工場は資金繰り、法廷闘争、内部分裂や企業買収とまさに崖っぷち。モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。

少女不十分

  • 『少女不十分』

  • 西尾維新
  • 講談社ノベルス
  • 882円(税込)
  • 2011年9月
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作家である僕が10年前を語る――『少女不十分』についてこれ以上語るのは野暮、というものでしょう。すでに野暮かもしれませんが。私がただひとつこの本にいえることは、ネタバレ厳禁!  この一語に尽きます。

すべて真夜中の恋人たち

  • 『すべて真夜中の恋人たち』

  • 川上未映子
  • 講談社
  • 1,680円(税込)
  • 2011年10月
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会社をやめ、フリーランスの校閲者になった冬子は三束さんという男性に出会い、そしてそれをきっかけとして彼女の殻は少しずつ柔らかくなっていく。途方にくれるほど長い夜を、ゆっくりと歩いていく恋愛小説。

青年のための読書クラブ

  • 『青年のための読書クラブ』

  • 桜庭一樹
  • 新潮文庫
  • 460円(税込)
  • 2011年7月
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ミッション系のお嬢様学校「聖マリアナ学園」を舞台に、数々の事件の背後で秘密裏に活躍した「読書クラブ」。学園の創設から消滅までの百年にわたり活躍した異端の少女たちの理論武装の歴史を描いた物語……!

ディスコ探偵水曜日 上・中・下

  • 『ディスコ探偵水曜日 上・中・下』

  • 舞城王太郎
  • 新潮文庫
  • 580・660・820円(税込)
  • 2011年2月
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ディスコウェンズデイ。自称迷子探偵。ある水曜日、彼と共に暮らす6歳の少女、梢の体が急に成長を遂げ、意識が未来の彼女と入れ替わるという現象が起こる。しかしこれはディスコが挑む謎の始まりでしかなかった。

天帝のはしたなき果実

  • 『天帝のはしたなき果実』

  • 古野まほろ
  • 幻冬舎文庫
  • 1,040円(税込)
  • 2011年10月
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豪華絢爛、戦中国家体制SF設定の青春学園本格ミステリ! メフィスト賞受賞、著者デビュー作が完全改稿され新たな顔を見せる! 独特の文体、踊るルビにより、選ばれた読者のみがたどり着く驚きの結末!

図書館戦争

  • 『図書館戦争』

  • 有川浩
  • 角川文庫
  • 700円(税込)
  • 2011年4月
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図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が施行された現代。表現の自由を守るために、図書隊は奮闘する。

ハーモニー

  • 『ハーモニー』

  • 伊藤計劃
  • ハヤカワ文庫
  • 756円(税込)
  • 2010年12月
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21世紀後半、世界的混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築く。そんな見せかけの優しさが氾濫する世界で、少女たちは自殺を試みる。世界の混乱の陰に死ねなかった少女は、ただ一人死んだはずの少女の影を見る。

ばらばら死体の夜

  • 『ばらばら死体の夜』

  • 桜庭一樹
  • 集英社
  • 1,575円(税込)
  • 2011年5月
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「もっと、もっと、ばらばらにしてあげなくては、ならないのです」。舞台はほんの2、3年前。人間が金に引き裂かれ、「ばらばら」になってしまう時代。「三百万円」という金額の重みを現実以上にリアルに描いた怪作。

ビブリア古書堂の事件手帖

  • 『ビブリア古書堂の事件手帖』

  • 三上延
  • メディアワークス文庫
  • 620円(税込)
  • 2011年3月
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極度の人見知り篠川栞子が店主を務める「ビブリア古書堂」。本が読めない「体質」の五浦大輔は、祖母が残した『漱石全集』の査定を通してアルバイトを始める。訪れる奇妙な客と本をめぐる謎を解き明かすミステリー。

モダンタイムス 上・下

  • 『モダンタイムス 上・下』

  • 伊坂幸太郎
  • 講談社文庫
  • 590・690円(税込)
  • 2011年10月
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システムエンジニアの渡辺は、ある日妻が雇った謎の男から拷問を受ける。得体の知れない妻の行動、上司の失踪、同僚の逮捕…。仕事でプログラム解析をしている途中で見つけた不可解なコードから、全ては始まっていた!

リトル・ピープルの時代

  • 『リトル・ピープルの時代』

  • 宇野常寛
  • 幻冬舎
  • 2,310円(税込)
  • 2011年7月
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春樹曰く、「もうビッグブラザーの出る幕はない」。ポップカルチャーを手掛かりに<拡張現実の時代>を読み解く、若手言論のシーンを代表する快作。作者の説く想像力で、私たちは世界を変えることができる。

★候補作品に選ばれた作品以外にもたくさんの投票がありました。