この本読んで!2011年冬 41号

表紙イラスト:ささめやゆき

  • 『この本読んで!』
  • 41号(2011年冬号)
  • 11月25日発売
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特集:次代のこどもたちに受け継ぎたい新しいロングセラー
本誌創刊10周年特別企画として、2000年以降に発行された絵本の中から、みなさんのアンケートをもとに上位30冊をご紹介します。
この先長く読み継がれていくであろう絵本たちに、きっと出会えるはず。

特集:酒井駒子さんの作品世界
読者の方々にもファンが多い、酒井駒子さんの描く世界。
まっすぐに作品と向き合う、独自の世界観や制作背景をお聞きしました。

続報:被災地に子どもの本ができること


連載
○巻頭エッセイ 長谷川義史さん
○おはなしおばさんの「おはなしのたねあかし」藤田浩子さん
○寺子屋ブックトーク 越高一夫
○おはなし会のプログラム+行事絵本・季節の絵本
○永江 朗の旅先雑記帳
○北尾トロの空飛ぶ絵本
○増田喜昭さんのひげのおっさんは子どもの本屋
○絵本の"絵"を読む 杉浦繁茂さん
○読者プレゼントつき! わくわく読書Goods
○贈る絵本 書店員が選ぶ「定番クリスマス絵本」
 こども冨貴堂(北海道旭川市)×こどもの広場(山口県下関市)
○おはなし会なんでもQ&A 広瀬恒子さん
○そのほか、おすすめプログラム&行事絵本・季節の絵本
○ぜ~んぶプレゼント!「新刊絵本100冊」
など。

おはなし会に役立つ情報が満載!

編集メモ

『どうぶつ会議』をいま読むということ

最近、また読み返した絵本があります。
もう、今までに何度読んだことでしょうか。
世の中の暗い雰囲気に息苦しくなったとき、手に取る1冊。

エーリヒ・ケストナーの『どうぶつ会議』です。
これは第二次大戦のころ活躍したドイツの作家、ケストナーが書いた作品です。
ケストナーといえば『飛ぶ教室』『エーミールと探偵たち』
『ふたりのロッテ』『点子ちゃんとアントン』などご存知の方も多いと思いますが、
この『どうぶつ会議』は絵本になっています。
ワルター・トリアーの描く動物たち、子どもたちが愛らしいこと!
でも、かわいいだけじゃないのが、ケストナーの作品です。

お話の舞台は戦争後の地球。
世界平和のために国際会議が開かれますが、まったく進展がありません。
大人たちは何のために、政治をしているのか。
その様子に怒った動物たちが、会議をひらくことにします。
目的はただひとつ、「子どもたちのために」。

この作品が発表されたのは1949年ごろ。
2012年の今、日本の状況はあまり変わらない気がするのは、わたしだけでしょうか?
戦争ではないけれども、子どもたちのために、一刻も早く決めなければならないことを、
どんどん後回しにしていっているような印象を受けます。
この作品は、子どもでなく、読んであげる大人に、
作者からのメッセージが込められているのではないでしょうか?

ケストナーのユーモアあふれる物語には、ぴりっとくる悲しみや苦しみが必ず入っています。
人生はけっしておとぎ話のようには、うまくはすすまない。
それでも、子どもたちには未来がある。
みんなが手を取り合って、前を向いて一歩を踏み出す力を。


『どうぶつ会議』
文/エーリヒ・ケストナー
絵/ワルター・トリアー
訳/光吉夏弥
(岩波書店 945円)


2012/2/15


編集メモ

ささめやゆきさんの原画展へ

昨日まで経堂のURESICAで開催されていた、
ささめやゆきさんの『ねこのチャッピー』(小峰書店)の
原画展に行ってまいりました。
絵本を手にしたときから、作者のチャッピーに対する思いが、
ひしひしと伝わってきて、つい涙ぐんでしまいそうだったのですが、
原画はさらに愛がつまっているように感じました。

店内にはセレクトされた、こだわりの絵本や、
チェコの輸入絵本、おしゃれな文房具などが、
たくさん並んでいて、ついつい長居をしてしまいました。

次の展示は2月2日~27日、『昼の夢・夜の夢』です。
お店の周りには、すてきなカフェや雑貨屋さんもあります。
お散歩におすすめですよ~
チャッピー.jpg
黒板に描かれたチャッピーが、とっても愛くるしい!

ささめやさん.jpg


http://www.uresica.com/gallery.html

2012/1/31


編集メモ

荒井良二さんの原画展へ

昨日からリブロ池袋本店別館地下1階わむぱむギャラリーで、
荒井良二さんの『あさになったのでまどをあけますよ』(偕成社)の
原画展が始まっています。(詳細は当HPイベント情報に掲載中です)
さっそく見てきたのですが、言葉を失うくらい、
絵から荒井さんの思いがあふれていました。
どうってことない日常、ついおざなりになってしまう日常
でも、その日常が、いかに大切で、愛おしいものなのか。
毎日どんなに忙しくても、辛いことがあっても
自分のいる場所、その日常を大事に過ごそう。
そんな気持ちになる作品です。

次号42号では、「こんにちは! 絵本作家さん」のコーナーで
荒井良二さんの特集があります。
『あさになったのでまどをあけますよ』についても
お話をお伺いしますので、こうご期待!

2012/1/11



編集メモ

2012年になりました!

明けましておめでとうございます。
今年も、みなさまに喜んでいただけるような雑誌を作るため、
がんばりますので、よろしくお願いいたします。

さて。次号42号には、絵本作家の皆様から編集部に届いた年賀状をご紹介します。
絵本とは違った画風の作品が見れたり、おなじみのキャラクターに会えたり、
年初めから、今年はどんな絵が届いているかなと楽しみなんです。
このワクワク、みなさまも紙面で共感していただけたらうれしいです。

2012/1/10


編集メモ

スズキコージさん原画展へ

編集部では、編集作業の傍ら、絵本作家さんの原画展に行ったりして、日々勉強しています!
先日はスズキコージさんの「サヨナラゲンパツ グッバイ東京!」展へ。
会場は四ツ谷の住宅街の中にあるギャラリー。
ご案内のハガキを頂いていたのに、まわりをぐるぐる。
あっ!ねこ!と、思ったら看板が。
コージさん+ねこ.JPG


1階には壁全面に大きな作品が飾られていて圧倒され、2階には小物から最新作の原画まで見ごたえがある空間。
コージさん展.JPG

1階に再び降りて、スズキコージさんとお話を。この展示は25日までで、その後は関西にお引越しをするとのこと。
いつか遊びに行かせてください!と、お願いしつつ、さよならいたしました。

2011/12/22

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