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通巻19号:1999年3月31日掲載

「JPIC特別講演会&懇親会」 249名の参加で盛会裏に開催!!
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3月11日、千代田区一ツ橋の如水会館におきまして、平成10年度「JPIC特別講演会&懇親会」を開催いたしました。 当日は、定員を上回る249名が集まり、昨今の「読書推進運動」への関心の高まりを見せました。
主催者あいさつ
冒頭、挨拶に立った小関理事長は、「JPICも、平成3年3月27日に設立して、まもなく8周年を迎えることとなりました。心より感謝を申し上げます。
出版業界が、現在のような厳しい環境を脱却するためには、斬新な出版企画、流通・販売面での改善はもとより、業界一致協力のもと「読者育成」に全力で取り組まなければならないものと、痛感いたしております。
今回の特別講演会では、書店様の立場より、永年、熱心な読書推進活動を展開されている有隣堂の篠崎孝子社長をお招きし、「書店と読書推進」についてお話しいただきます。同社では、「朗読・紙芝居・おはなし会」など店舗を利用した催事型の読書推進運動や、広く一般公募を行う「エッセイコンクール」など様々なかたちで取り組まれておられ、その実績は、出版界各社のお手本ともなり得るものと考えます。」と述べた。

講演会
講演会では、篠崎社長は3部に分けて話を進め、第1部は、経済的に恵まれなかった自身の幼少時代の思い出から、有隣堂へ入社、そして現在までのなかで、公私を含めた「読書」との関わり、子供への読みきかせや朗読との出会い・取り組みなどをユニークに語られました。
第2部では、有隣堂が取り組んでいる読書推進活動について、具体的に説明。 「有隣堂の創業時からの経営方針は、今風に言えば『地域に密着した知的文化のネットワーカー』であり、社員一人ひとりに判断の範囲を大きく持たせているのが社風である。今年、創業90周年を迎え『読書推進』を記念行事の一つと位置づけている。
毎年夏に行っている『夏休みはかせセミナー』は、20年以上前に社員の発案でスタート。キーワードは、1、受講対象者は小学生とその保護者、2、各店舗が位置する地域に密着した活動とする、3、親子間のより深いコミュニケーションを培う場所とする、4、人の話を傾聴する態度を学ぶ、5、ごく自然に本に親しむ子を育てる、としている。
本店書籍館で開かれている『絵本大好きの会』の使用会場は、約3坪の会議室や屋上に通じる階段を利用し、ゴザを敷いたりするなど、実に不備な場所である。しかし、お客様にはリピーターが多い。」
第3部では、「読書推進運動」の成功には、様々なバリアを取り除いた「業界総合力の発揮」が必須条件であることを訴え、「朝の読書運動」やJPICの活動にふれられました。
「講談社の『全国おはなし隊』では、読み手に読書アドバイザーを活用する。小学館とポプラ社も有志版元による「書店読みきかせ」支援を提案しており、いずれもJPICを受け皿にしつつ、自社だけで完結しない横断的な運動を目指している。
これは、これまでの組織別縦割り活動とは違い、『企業のバリアを取り除き、読者の立場からの発想』に転換しつつあり、とても嬉しいし、期待ができる。
また、読者である『JPIC読書アドバイザー』も600名をこえ、幼保・小学校への読みきかせの出前、病院への図書貸出サービスの実施など、業界とは別の視点から意欲的に展開している。
有隣堂でも優秀な社員が、自主的に「読書アドバイザー養成講座」を受講・修了している者が数人おり、非常に嬉しく、頼もしいと思った。 また、JPICではこれまで横の繋がりのなかった大型書店の児童書担当者のネットワークを作ったり、中堅書店経営者の「読書推進運動」に熱心な方の連携も図っている。
その他、JPICとNHK日本語センターとの協力による「音声表現講座」の開講や、業界で自他ともに認める方々による「JPICデジタルコンテンツ研究会」の発足など積極的な取り組みを計画中であり、「業界の中のバリア」「業界と読者の間にあるバリア」が徐々に取れつつあり、今後の「読書推進運動」に期待している。」と結ばれました。

懇親会
続いて17時からは懇親会を開会し、上瀧博正・JPIC副理事長(取協会長)の開会挨拶、渡邊隆男・書協理事長の祝辞ののち、石川晴彦・雑協理事長の祝辞と乾杯で、懇親会に入った。 途中、来賓の通産省生活産業局サービス産業課の加藤敏春課長の祝辞をはさみ、18時15分に萬田貴久・日書連会長の中締めで、閉会となった。
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児童図書勉強会

去る3月24日、JPIC会議室におきまして、書店の児童図書担当者による情報交換会を開催いたしました。 紀伊國屋書店、三省堂書店、丸善、有隣堂の4書店・8名のご参加があり、各社より自社の児童図書売場の現状や、フェアや催事などに関して、意見交換を行いました。 各書店様も、「なかなか他チェーン書店との情報交換の場もなく、貴重な機会」との認識で、積極的なご意見を伺う事が出来ました。 平成11年度より、定期的に勉強会を催し、売り場の活性化に向けて、様々な可能性を探り、共同企画の実子なども検討してみたいと考えております。

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第7期「JPIC読書アドバイザー養成講座」 全国より100名が参加

去る3月10日、日本出版クラブ会館におきまして、第7期「JPIC読書アドバイザー養成講座」の開講式・第1編スクーリングを開催いたしました。 開講式は、10時より、村上世彰・通産省サービス産業企画官、渡邊隆男・書協理事長、森直也・読推協事務局長に来賓としてご出席いただき、開催いたしました。 10時30分からは、第1編スクーリングに移り、専任講師の田辺聰先生の講義「生涯学習と読書活動の意義」、グループミーティング「受講の動機と今後の抱負」を行いました。 14時30分からの開講記念講演会は、「本は友だち〜わたしの読書遍歴〜」と題し、ドイツ文学者でエッセイストの池内紀氏に、自らの読書体験などを語っていただきました。 当日最後の懇親茶話会では、小林武彦理事より開会の挨拶があり、安井一男常務理事の乾杯発声で懇親へと移りました。各々これからの受講についてや各自の読書体験について意見交換をしておりました。 本講座には毎回、全国各地からのご参加がありますが、今期も、北は北海道から南は熊本県まで、全国より参加しており、熱心な読者の貴重な交流の場となっています。

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