小川洋子さんのおすすめの1冊は?(2010年11月21日福岡会場)

第6回 中高生のための読書講座「オーサー・ビジット校外編」の様子をお伝えします。

20101121teens_1.jpg講師:小川洋子さん(作家)
日  時:2010年11月21日
会  場:福岡市・文化情報芸術館カフェ アートリエ
参加人数:24名 [サポート役] 大学生 6名

[主  催] 財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)、
       朝日新聞社 (子どもゆめ基金助成活動)
[協  力] 財団法人福岡市文化芸術振興財団
        
10月から11月にかけて、福岡の街では【BOOKUOKA/ブックオカ2010】という本のおまつりが開催されていました。
本講座も、連動企画として実行委員の皆さん、大学生の皆さんに協力していただきました。


【 グループに分かれて読書会 】(中高生4名と進行役の大学生1名)
20111121teens_2.jpgのサムネール画像やや緊張した雰囲気で読書会が始まりました。
最初は自己紹介から、小川洋子さんの作品で好きな箇所を披露しあいました。
同じ本を読んでいる本好き同士、初対面でもすぐに打ち解け、だんだんと話が盛り上がっていきます。おすすめの本を紹介するときに熱弁をふるいすぎた、と後で照れていた男子もいました。小川洋子さんも全てのグループを回り、参加者の話を熱心に聞いていらっしゃいました。

 

【 全体で質疑応答 】 小川洋子さんがたくさんの質問に答えてくださいました20101121teens_3.jpg

中高生から小川洋子さんへの質問は「登場人物はどのように生まれるのですか」「作品が完成するまでにどのくらいかかりますか」から、「小川さんにとっての物語とは?」と、作家の本質に迫るものまで。
「一つずつ積み重ねるように文章を編んで書いている」「要約できてしまうような話は物語でない、掬ってもこぼれおちてしまうようなものを書きたい」と真摯に言葉を選んで語ってくださいました。90分間質問は途切れず、中高生は一言も聞き漏らすまいと真剣な眼差しで応えていました。

「中高生のときに読んで強い影響を与えられた作品は?」との問いに『アンネ・フランクの日記』を挙げた小川さん。「不自由な環境の中でも、書くことで成長できると実感した。死ぬまで小説を書いていたい」と語りました。

【中高生たちはたくさんの感想を寄せてくださいました】
・大好きな作家さんである小川洋子さんにお会いできてとても嬉しかったです。
・作品たちからも小川さんの伝えたいことや思っていることを感じることができましたが、実際に言葉で聞けて、なるほどと思いました。
・お金には変えられない、とても貴重な経験ができました。これからもっと本を読むことが楽しくなりそうです。
・あまり本について話す機会がなくて、とても楽しかったです。自分の読んでいる本とは違うジャンルや読んだことのない本を紹介してもらったりと、これからは違う本も読んでみたいと思いました。

以上、抜粋ですが、雰囲気は感じていただけたことと思います。
進行役のスタッフも、小川さんからこんなに深い話が引き出せるなんてと驚いていました。

中高生との出会いは、わたしたち主催者の大人にとってもかけがえのない一日です。

 

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