公開討論会レポ(前篇)
こんにちは!立教大学文芸思想研究会討論会の森です。
公開討論会から早9日。
今回はUSTやツイッターで試験的に生放送をしましたので、ご自宅でご覧になった方もいらっしゃったかと思います。
その方々も含めて、観に来て下さった方々、本当にお疲れ様でした!
2011大学読書人大賞は『天地明察』(角川書店)に決定いたしました!!!
冲方丁先生、おめでとうございます!
毎年アツい議論が繰り広げられる公開討論会ですが、今年は関西勢も参戦し、例年以上にアツい2時間となりました。
以下、前半後半に分けてご紹介いたします。
討論会の熱気を少しでも感じてくれれば幸いです^^
今年の討論会は前回までと異なり、1つの作品に対してプレゼンと討論をそれぞれ順番にやっていただきました。
例年より討論の内容が分かりやすくなったかと思います^^
ゲストコメンテーターとしてお招きした永江朗さんによる進行の下、白熱した討論が繰り広げられました。
トップバッターは2年連続で推薦者となりました、明治大学ミステリ研究会さんによる『インシテミル』。
場を支配する空気の存在から「空気ツクッテミル?」という名言でしめくくり、堂々としたプレゼンをしてくれました。
2番手は昨年度の2010大学読書人大賞で大賞作品を推薦した、慶応義塾大学三田文学塾生会さんによる『虐殺器官』。
「大切な人を守るために、他の誰かを犠牲にできますか?」という究極の問いを訴え、熱のこもったプレゼンを展開してくれました。
前半の最後を飾ったのは、法政大学文学研究会さんによる『告白』。
作品の「リアルさ」について、熱く語っていただきました。思いもよらない視点からの読みだったので、とても興味深い内容でした。
今回は会場から大胆な質問まで飛んできて、大いに盛り上がりました!
鋭い質問と回答が会場全体で飛び交い、熱い戦いを見せてくれた公開討論会。終わった後にもう一回作品を読み返したくなって、私は全部読み直してしまいました(笑)
では、後半に続きます^^
(森)
「大学読書人大賞」は、全国の大学文芸サークルによる投票と評論と議論によって、「この1年に最も輝いていた本」を選ぶ、年に1度の催しです。
- 委員長
- 佐々木拓実
- 副委員長
- 簑島麻佳
- 委 員
- 高見勇樹、葭村珠音、丸茂智晴、坂上和磨、十文字岳、赤羽亮太、高城奈央