読書を通じた生涯学習社会への参加

財団法人出版文化産業振興財団では、読書を通した国民の生涯学習推進・読書活動の推進のため、平成5年より「JPIC読書アドバイザー養成講座」をスタートさせております。
講座は、通信教育とスクーリングの組み合わせで、「本の歴史」「印刷と製本」「出版と流通」「情報収集と検索」「読書推進運動」等、読書や出版について体系的に学んでいただきます。
本講座を受講される皆様には、自己の教養を高めるとともに、家庭の子育ての中で、また地域サークル活動や企業の社員教育として「読書の効用」を広めていただき、積極的に読書推進運動に参加していただきたいと考えております。

本養成講座修了生の自主運営組織であります「JPIC読書アドバイザークラブ(JRAC)」の会員も講座修了とともに増加しており、学習会や各種研究会の開催、通信の定期発行、業界内外の様々な企画を通して活発な取り組みをされております。病院・図書館・書店・学校等での実践により、新たな読書推進運動のモデルとなる事例も数多く生まれております。
これから本講座を受講されます皆様が、同じ目的をもたれた多くの方々とともに、地域における読書推進のリーダーとして大いにご活躍され、豊かな生涯学習社会の創造に多大な役割を担われますよう、心よりご期待申し上げております

読書アドバイザー制度の目的

  • 読書を通した生涯学習の新たな分野を開拓する
  • 読書の楽しみを研究し読書推進活動を実践する
  • 読書を通して自己表現する活動の場を創造する

【7つのポイント】

1.読書と生涯学習のクリエーター
 生涯学習社会の到来は、「ゆとりと豊かさ」の実現でもあります。  本講座では、生涯学習の視点から「読書」を見つめ直し、読書の楽しみを再発見していただき、新しい可能性を創造できるものと確信しています。
2.出版界の人も地域読書活動リーダーも
出版物は、出版文化をパッケージ化した商品です。読書は、ひとりで読む楽しみの他にも、読みきかせ、ブックトーク、朗読、読書会などで親子や仲間とともに楽しむ方法や、読書ボランティアとして病院や学校、書店や図書館など地域社会で活用する道もあります。
 読書からの広がりや具体的な技法について、実習を交えて親切に教育いたしますので、読書活動の中で、業務の中で、実践に移すことができます。
3.読書を楽しむアドバイザー
私たちは、本を通して多くの知識や情報と楽しい時を得ております。
人間の成長と読書の関係や、どうしたら本の好きな子どもにすることができる か、思春期の子どもに何を読ませたらよいか、シルバー世代の読書は・・・等々、読書の心理から発生するテーマを、経験豊かな講師が具体的に例を示しながら、演習やフリートークを交えて教育いたします。
4.読みたい本を探すブックサーチャー
書籍は現在、60万点が市場に流通しています。本を選ぶには、人の記憶と情報機器を利用した方法があります。
 本講座では、人の手で選書す方法とともに、インターネットやCD-ROMの出版情報のデータベースなど様々な手法を駆使して本を探し出すサーチャー的教育を、実習指導を取り入れて教育します。
5.通信教育とスクーリング
受講者の皆さんに参加しやすく、確実に理解を深めていただくために、通信教育3編、スクーリング4回・8日で読書の楽しみ方、出版文化産業のしくみ、具体的な読書活動を活性化するためのノウハウを体系的に教育いたします。
 グループ討議をはじめ同志の交流親睦を通して、全国の仲間との絆を深めることができます。
6.読書と出版業界を結ぶコーディネーター
出版社が良い本を出版しても、求める読者の手に届かなければ満足な読書を楽しんでいただくことができません。こんな思いから、地域社会や様々な機会の読書推進活動で読者との接点を充実し、読書と生涯学習をコーディネイトする人材を育成しています。
 業界の人々には、読者の求めているものを学び、一般の人々には、読書情報の集め方、出版文化産業界のしくみを学び、新たな視点を読書活動に生かしていただきます。
7.書店は新たな地域コミュニティの核
全国の書店は約2万店といわれています。年間7万点を越える、新刊3,300種類の雑誌を背景に、常に書店は出版物を通した情報の発信基地となってます。
 21世紀型未来をめざす書店経営は、ハードの充実は勿論、じっくりと育てる人的なソフト面の充実整備が差別化のキーポイントとなります。本講座では、地域コミュニティの核としての書店のあり方とともに、書店の活性化を模索します。

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