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日本文学における共感と日本への関心 ~作家 柚木麻子×翻訳家 ポリー・バートンによる対談~

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2025年12月22日更新

世界38の国と地域で翻訳が決定し、イギリスで70万部超のベストセラーになっている柚木麻子さんの『BUTTER』。著者の柚木麻子さんは、イギリス最大級の書店チェーンが選ぶ「Waterstones Book of the Year 2024」を日本人で初めて受賞したことが話題となりました。『BUTTER』の英訳を担当したのは、手掛ける日本文学が次々とイギリスで話題となっている翻訳家 ポリー・バートンさん。海外での日本文学の広まりの中心にいるお二方の視点を通して、読者が日本文学から得る共感、海外の読者がどのような点に興味をもつのか、「共感」をテーマとして広くお話を伺います。

【日時】2026122日(木) 18:3020:00(受付開始18:00)
【場所】神田明神ホール(千代田区外神田2-16-2 神田明神文化交流館2F
【主催】文化庁・一般財団法人 出版文化産業振興財団
【協賛】一般財団法人 新潮文芸振興会
【対象】どなたでもご参加いただけます
【定員】300名(先着順)
【言語】日本語+英語(逐次通訳つき)
【参加費】無料

【申込方法】
参加申込フォームからお申し込みください。
申込期限:2026120日(火)2359分(定員となり次第、締切)

【講師紹介】

講師(敬称略)

ポリー・バートン 画像.jpg©Garry Loughlin

ポリー・バートン

英国在住の作家、日本文学・ノンフィクションの翻訳家。翻訳作品には柴崎友香『春の庭』、津村紀久子『この世にたやすい仕事はない』、金井美恵子『軽いめまい』、柚木麻子『BUTTER』、松田青子『おばあちゃんたちのいるところ』などがある。 また、エッセイ『Fifty Sounds』、『Porn: An Oral History』の著者でもあり、 2026年には小説『What am I, a Deer?』を刊行予定。

柚木麻子プロフィール写真(©新潮社).jpg©新潮社

柚木麻子

1981(昭和56)年、東京生れ。2008(平成20)年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。2017年に発表した『BUTTER』は世界38ヶ国以上で翻訳が決定し、2024(令和6)年に刊行されたイギリス版(ポリー・バートン訳)は大手書店チェーンWaterstonesが選ぶ「Book of the Year2024」や、「The British Book Awards 2025」(Debut Fiction部門)などを受賞。ほかの作品に『ランチのアッコちゃん』『あいにくあんたのためじゃない』などがある。

通訳(敬称略)

Ms.teshima.jpg©mikico

手嶋優紀

東京で生まれ、4歳からロサンゼルスで育つ。カリフォルニア大学卒業。映像 (NHK WORLD等)・広告・メディアの翻訳・英語監修を15年手がけ、現在は主に文芸翻訳を行う。翻訳作品に、辻村深月著 『ツナグ』 『ツナグ 想い人の心得』、木村紅美著 『あなたに安全な人』、八木詠美著 『休館日の彼女たち』、綿矢りさ著 『嫌いなら呼ぶなよ』、黒柳徹子著 『続 窓ぎわのトットちゃん』などがある。第5回JLPP翻訳コンクール英語部門優秀賞受賞。

※この講演は文化庁「未来のトップアーティスト等の国際的活動支援事業」の一環として開催されます。

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